黄金の脳プロジェクト
頭の中ではさまざまなアイデアがあっても、事故や病気でそれを伝えられずに いることがあります。もしかすると、世の中のいくつかの問題の解決策は見つかっているのかもしれないのに、深海に沈んだ難破船の財宝のように眠ったままになっています。
この眠れる黄金を取り出して社会に役立てる・ビジネスに結びつける、それがこのプロジェクトの目的です。
これまで自分の思いを伝えられなかった人が話しをすることで、これまで相手の思いを汲み取れなかった人との意思の疎通が図れるかもしれません。話しをすれば相手のことを理解したくなります。心を開き相手を知れば差別がなくなります。そして、障害は不便なことはあるけど、決して不幸ではない。ICTの力で不便が解消されるなら素晴らしいことだと思います。
よりよくなろう・よりよくしようプロジェクト
普通ってなんだろう?とみんなで議論をしました。そして、「いまある状態」と「よりよくなろう・よりよくしよう」という気持ちを持って生きていくことが、人として「普通」のことと考えることだと考えるようになりました。いまある状態を受け入れることは大事ですが、そこから成長をしていこうと思う気持ちを持つことが普通に生きることという考えです。
「これまではよくなかった。だからこれからはよくなろう。」と過去や現在の自分の存在を否定して始めるのではなく、まずはいまある状態をそのまま受け入れ、そこからさらによくなろうと考えることで、いまの存在の中によい点が見えてきます。それをさらに伸ばしていこうという思いが「より」ということばとなっています。
また「なろう」だけではなく「しよう」ともしているのは、自らが変わっていくことで世の中もよりよくなって欲しいという気持ちを表しています。自分一人のことだけを考えるのではなく、他の人の幸せを願って行動することも大切です。最初は自分のことだけで精一杯だったとしても、世の中があっての自分だし、自分がよりよくなることが世の中をよりよくすることにつながると考えることで、周りの人とともに成長していくことにつながっていきます。
一人で頑張るのではなく、誰かと一緒にしよう・一緒にやっていこうと呼びかけることで、続けていくことができると思います。大丈夫、いつでも横にいるよと言ってくれる人がそばにいると、難しいことも乗り越えられる力が湧いてきます。今日は誰かに寄り添ってもらって、いつかは誰かに寄り添う日がくる。一緒に考えていくプロジェクトです。
言いたいことを言おうプロジェクト
特別支援学校の先生たちとともに、子どもたちが自由に言いたいことを言える環境を整える活動です。
特別支援学校のICT外部専門家として関わる中で、病気や障害で自分の声で話ができない・体を自由に動かせない子どもたちが、ICT機器を使って自分の思いや考えを伝えられるように。でも、単に道具を準備するのではなく、心を重ねて一緒に時間を過ごすコミュニケーションを楽しむためにできることを考えて進めるプロジェクトです。
さぁ楽しいiPadライフをはじめようプロジェクト
コミュニケーション機器としても注目を集めているiPad。誰もが楽しく使える仕掛けがたくさんあります。
NPO法人ICT救助隊とともに、iPadを使ったコミュニケーション支援のための、講習会の開催・テキストの作成を行なっています。
ICT救助隊のテキスト制作に協力しました。
ダウンロードはこちらから
でかけ隊(2016年3月〜2017年12月)
でかけ隊とは、失語症の人が、家族や付き添いの介護力に頼らず、できるだけ自分で活動することを促す活動です。
外出の練習をする →外出するために必要なことを身につけよう。
失語症を知ってもらう →暮らし易い社会を作ろう。
みんなで楽しむ →失語症の仲間を応援しよう。
2017年12月2月 でかけ隊2017秋 講演会&展示相談会
2016年10月1日 でかけ隊 講演会「もっと知ってもらおう失語症」
2016年3月8日 言語聴覚士による失語症者のお出かけ企画「でかけ隊2016冬」
でかけ隊2017秋の様子が品川区ホームページの「しながわネットTV」で放映されました。